富士山周遊記 <1日目>

初日の出のダイヤモンド富士を見に行った旅程について書きたいと思います。

 

 

本当は12/30に出発し、まず大月まで行って一泊するつもりだったのですが、雨により順延。

12/31の朝5時半頃に調布を出発。大月までは、国道20号線をひたすら西へ進みます。

日野バイパス沿いの南京亭で朝食をとり、高尾に着いたのが8時過ぎです。

ここから大垂水峠を越えるまでが最初の難関となります。半分以上は自転車を下りて、手押しで歩きました。

 

 

1時間弱登り続けて峠を越した後は、相模湖に出るまで爽快な下り坂になります。ただし下り車線はそこそこ自動車が多いので、適宜脇によって追い越させます。またカーブも多いので、スピードを出しすぎて反対車線に飛び出さないよう気を付けます。

相模湖からはおおむね緩やかな登り道で、大月に着いたのが12時過ぎ。ところどころ休憩もしていますが、出発からおよそ7時間かかっています。

ここで年越しそばを食べ、国道139号線に入って富士吉田を目指します。

途中、変なところに橋があるなと思って調べてみたら、リニアモーターカーの実験路線でした。

このあたりから、疲労のせいもあるのか坂が急に感じられるようになり、自転車を下りる頻度がだいぶ上がりました。実際急だったのかもしれませんけど。

 

 

15時頃、富士吉田の市街地に入りました。市街全体が坂になっていてほとんど歩きましたが、富士急ハイランドを通り過ぎたあたりから平坦になります。

夕日に照らされる富士山を眺めながら国道139号線をさらに西へと進みますが、16時を過ぎて日が傾いてきたため、そろそろ宿を探す必要があります。

ちなみに宿の予約などしていません。1日でどこまで行けるかも分かりませんし、基本ノープランです。

しかもここでスマートフォンのバッテリーが切れ、グーグルマップが見られなくなりました。念のためにツーリングマップも持ってきていますが、縮尺は [ 1 : 140,000 ] なのであまり細かい情報は載っていません。

そして、「もうちょっと行けそうだ」と欲をかいていくつかホテルを見送っているうちに暗くなってしまいました。市街地と違ってホテル自体がそれほど多くないため、結構ピンチです。

 

 

17時前に「道の駅 なるさわ」に着き、とりあえず夕食を食べました。

青木が原を通過して本栖湖のあたりまで行けばホテルがあるかもしれない。しかし何時になるかな・・・  などと考えながら出発したところ、すぐ隣に「富士緑の休暇村」なる宿泊施設があったので、そこに泊まることにしました。運良く空室があって助かりました。

併設の温泉施設「富士眺望の湯 ゆらり」で疲れた体を癒したあと、2度目の夕食をいただきました。普段はそんなこと無いのですが、なんとなく食べたくなったのです。一日でかなりのエネルギーを消費したようです。

なお、ルートラボで調べたところ、1日目の移動距離は100km強でした。

 

 

部屋に戻り、翌日の準備しようとしたところで衝撃の事実が発覚。

なんと、スマホの充電器等やモバイルルータ等を家に忘れてきたのです。不覚。2012年を締めくくる最後の日にやらかしてしまいました。

ノートパソコンだけは持ってきているのですが、ネットにつながらなければただの重りでしかありません。

俺は今日一日、こんな重りを積んで坂を登って来たのか・・・

部屋にもインターネット回線は無かったのですが、ロビーにインターネット用の共用パソコンが1台だけあったので事なきを得ました。

事前に調べておいた、ダイヤモンド富士の撮影スポットである「本栖ハイランド」の位置をグーグルマップで最終チェックします。また、スマホで位置を確認出来ないので、うっかり通り過ぎてしまわないようにストリートビューで付近の風景を確認し、頭に叩き込んでおきます。

 

 

鳴沢から本栖ハイランドまではさほどの距離はありませんが、余裕をもって朝4時半に目覚ましをかけておき、21時に寝ました。

つづく

お金より○○が大事?

よく耳にする陳腐なフレーズですが、たまにはそういうものを疑ってみるのもいい暇つぶしになります。

 

貨幣経済が成熟した現代でも、お金で買えないものは世の中にいっぱいあります。

何がそうなのかは人によって様々でしょうが、一般的には 友情 を挙げる人が多いと思われます。

私自身、それらをお金で買ったこも売ったこともありません。

そのこと自体の妥当性を問うつもりは別にないのですが、はたしてそれらは本当に「お金より」大事なのでしょうか?

 

お金の大事さとそれらの大事さは、そもそも相対的に比較できるものではないと思うのです。

お金にはお金の、愛には愛の、友情には友情の、

それぞれ「固有にして絶対的」な価値がある、ってことでいいんじゃないでしょうか。

 

物事の価値を、なんでも相対的に比較しようとする(比較できると思っている)そのメンタリティ自体が、

実は、貨幣経済というバーチャルな世界観によって生み出された幻想なのではないでしょうか・・・

 

 

 

アニメ 「スペースコブラ」の音楽

ANIMAXでデジタルリマスター版を放送してる、寺沢武一原作「スペースコブラ」のオープニングのスタッフロールに「音楽 羽田健太郎」を発見。

Wikipediaで調べてみて、アニメやゲームの仕事もかなりやってたことを初めて知りました。

へー。

 

幻想水滸伝やってみようかな。

人工知能って本当に便利?

先月火星に到着していた火星探査機キュリオシティが、本格的に活動を開始するそうです。

ずいぶん時間がかかっていますが、これまでは収納された装置の展開やロボットアームのテストなどをしていたそうです。

 

 

このキュリオシティですが、これまでの探査機より高い「自律性」を持っているそうです。

いわゆる人工知能とは違うものだそうですが、進路上の障害物を避けるなどの自己判断が出来、それらの経験を蓄積することでどんどん賢くなっていくそうです。

これにより、操縦者が細かく動作を指示しなくとも動き回れるようになったわけですが、同時に、キュリオシティの頭の中を監視する必要が出てきたそうです。

操縦者と違う認識で動き回るようになると、問題になりかねないからです。

勝手にどんどん賢くなっていくうちに、何を考えているのか分からなくなってしまうことを危惧しているようです。

 

(元記事:ナショナルジオグラフィック http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20120914001&expand#title)

 

 

“高い自律性” でもそういう問題があるわけですから、さらに本格的な “人工知能” が開発されて鉄腕アトムのようなロボットが造られるようになったら、はたして人間の手におえるでしょうか・・・?

人間にとって、他人は自分がコントロールすることなど出来ない存在であるのと同じように、ロボットもまたコントロール出来なくなる恐れがあります。

人間とロボットが対立するSFは古くからありますが、決して非現実的な話ではないと記事を読んで思いました。

今後の人工知能やロボットの開発には、人間によるコントロールという視点も求められることでしょう。

 

 

多摩川中流域の生き物 -6-

水位も十分下がったと思い、罠の様子を見に行きましたが・・・

 

 

無くなってました。

 

流されたとは考えにくいので、悪戯されたか、ゴミと思われて撤去されたかのどちらかでしょう。

また作り直さねば・・・

 

 

<おまけ>

先日捕獲したスジエビを、2リットルのペットボトルで作った水槽に入れてみました。

ペットボトル全景
スジエビ3匹

大きいほうから、5cm、3.5cm、3cm です。

残念ながら、翌日には全滅してしまいました・・・

 

 

亡骸を近所の野良猫にあげたのですが、食べてくれませんでした。

多摩川中流域の生き物 -5-

前回の「縦」の罠を仕掛けた翌日(8/31)、様子を見に行ったら流されていました・・・

数m下流で見つかりましたが、多めに入れて置いた石が全部無くなっていたので、悪戯された可能性もあります。ε=(。・`ω´・。)プンスカ!

 

 

あらためて同じように仕掛けておいたのですが・・・

雨のせいで多摩川が増水し、一昨日・昨日は罠を仕掛けたポイントに近づけませんでした。

今朝も見に行ったのですが、まだ少々深いため罠の引き上げはあきらめました。

(水面に” 浮き ”が見えていたので、流されていないことだけは確認できます。)

長靴でもあればよかったのですが。

 

 

帰りに野川に立ち寄ったところ、水の引いた土手に水溜りが残ってみました。

近づくと何か動いたようなので、じっくり覗いてみると・・・

2~3cmのヌマエビがウジャウジャ、4~5cmのザリガニがチラホラ、10cmのオタマジャクシ(既に半分は蛙)が1匹と、非常に賑やかな状態でした。

5cmぐらいに伸びた大きめのイシビルも、ウネウネ泳いでいました。

水深3cm程度で逃げ場も無いため、ザリガニは手掴みで捕まえられます。

浅いので水温が上がりやすく、ぬるく感じました。そのせいか、死骸もいくつかありました。

 

 

「雨上がりの水溜りは取り放題」だということが分かりました。

多摩川中流域の生き物 -4-

昨日仕掛けた罠は、完全に空振りでした・・・

スジエビがブロックの隙間に集まっているところの近くに改めて仕掛けておいたのですが、こんどは筐体を横向きではなく縦置きにしてみました。開口部が上を向いています。石も多めに入れました。

なぜそうしたのかと言いますと、「スジエビは縦の隙間を好むのでは?」と考えたからです。

ダメ押しとして、周囲および罠の中にスルメを落しておきました。

開口部が川底から離れているのでヨシノボリやザリガニなどの底棲生物はかからないはずですが、はたしてスジエビは入っているでしょうか・・・

多摩川中流域の生き物 -3-

まだまだ暑い日が続きますが、日が傾くのが早くなってきたと感じる時期になってきました。

昨日仕掛けた罠の様子を見に15時頃に多摩川に行ってきたのですが、陽が真上から照り付ける12時頃と違い、明るさ自体が劣るうえに石の影が伸びています。

この時期のこの時間帯は、もう水中撮影には向かないようです。

 

 

さて肝心の罠ですが、6cmほどのヨシノボリと5cmほどのスジエビが1匹ずつかかっていました。

もうちょっと採れていると期待していたのですが・・・

餌が無いせいなのか、罠自体に問題があるのかは今後の研究課題です。

 

 

また、獲物の撮影にも失敗しました。

ヨシノボリもスジエビも、罠から土の上に出すと跳ね回るのでシャッターチャンスを捉えられません。そしてすぐに砂だらけになってしまいます。

綺麗に撮影するためには、いったん別の容器に移した方がよさそうです。

 

 

ブロックの隙間に集まっているスジエビの群れは撮影できました。何枚も撮ったのですが、ほとんどがピンボケしていました。

スジエビの群れ

 

あらためて、罠を仕掛けておきました。

やはり餌は入れませんが、中の石を減らし、近くにスジエビなどの生き物が見当たらない平坦な砂地を選びました。

さて結果にどう影響するでしょうか。試行錯誤が続きます・・・

多摩川中流域の生き物 -2-

前の記事の続きです。

 

これはおそらくミゾレヌマエビです。

本来は透明なんですが、一時的に体色が褐色に変化することがあるそうです。しかし、ネットで探してもこのように赤くなっている写真は見当たらなかったので、自信がありません。

ミゾレヌマエビ?

 

 

こちらはヨシノボリ

ハゼの一種で、水底を這うように泳ぎます。これは4cmほどのですが、10cmはありそうな個体もいました。

ヨシノボリ

 

 

最後に、ハリガネムシです。

図鑑などでカマキリの腹から出てくる写真が有名ですが、実物は初めて見ました。

長さ約30cm、太さ約1.5mmといったところです。2匹いました。

手ですくってみたところ、ハリガネというよりは粉落としと言った方がよさそうな弾力でした。

ハリガネムシ

このように水中を泳いでいるのは成体で、交尾と産卵のために宿主を操って水に落とし、体外へ出たところです。

この状態から人間に寄生することはありませんが、水中に卵を産んでいますので、川の水で汚れた手で飲食するのは危険です。

 

 

多摩川中流域の生き物 -1-

私の住む調布市は、南側に多摩川が流れています。(対岸は川崎市)

河川敷には広場や野球場運動場などが整備されている他、浅瀬や中洲が点在し、この季節には水遊びにもってこいの場所です。

岸壁の、水が湧き出ているところの付近は透明度が高く、浅いながらも水中撮影に向いています。

(私は旧三洋製の防水ザクティDMX-CA8を使用しています。)

水棲生物も豊富にいそうなので、観察のためにを仕掛けてみました。

 

 

川に仕掛ける罠と言うと、ペットボトルの口を逆さに取り付けたビンドウを想像される方も多いかと思いますが、私はさらにシンプルな罠を用います。

そもそも狙う獲物が違うため、コンセプトも構造も異なります。

ビンドウは小魚向きですが、どちらかというと節足動物などを観察したい私の場合、100円ショップで売っているプラスチック製のゴミ箱に、石を入れて沈めておくだけで十分なのです。餌も入れません。餌でおびき寄せて出られなくするビンドウと違い、隠れ家として利用させるわけです。

 

 

一晩たって見に行ったところ、甲幅6cm弱のモズクガニが1匹入っていました。

モズクガニ

罠を仕掛けた近辺では大きいスジエビも見かけたのですが、残念ながら入っていませんでした。

さらに探索した結果、護岸のためのブロックの隙間にスジエビの群れを発見。7cmほどの隙間に、3~4cmほどの個体がたくさんいます。どうやら、「狭い縦の隙間」を好むようです。

(はっきりとは見えなかったのですが、カニの足らしきものも見えました。)

隙間の中は暗く、フラッシュを焚いてもうまく撮れなかったので、川底を歩いているスジエビを掲載します。

スジエビ1
スジエビ2

ザリガニより警戒心が弱いのか、比較的接近して撮影出来ました。

ブロックの隙間に接するように罠を沈めておき、また一晩待つことにします。

本日撮影した他の生物は、次の記事に掲載します。

 

 

<<豆知識>>

ザクティのストラップホールは、本体の下部にあります。

手の届かない深さの動画を撮影したい場合、そこに長い紐を通して吊るすわけですが、当然、逆さまの映像になります。

そんな映像でも、今年6月30日の記事で紹介した「VLC Media Player」なら、任意の角度で回転させて再生できます。

ツール → エフェクトとフィルター → ビデオエフェクト → ジオメトリ で角度を設定します。
(ただちょっと、再生がカクカクします。PCのスペックの問題かもしれませんが。)