SharePointのドキュメントライブラリをエクスプローラーで開く in Windows11

2021年10月5日、ついに「Windows 11」がリリースされました。

「10」が最後じゃなかったのかよ・・・ というツッコミは、いったん横に置いておきましょう。
この程度の手のひら返しにいちいち右往左往していたら、Microsoft 製品は使えません。(諦観)

んで、とうとう Internet Explorer が無くなりました。

 

InternetExplorer が無くなったということは、InternetExplorer しかサポートしていない Web サービスは使えないということです。

例えば、富士通の「GLOVIA SUMMIT クラウド」なんかがそうですね。

 

そして↑よりも遥かにユーザー数が多いと思われるのが、Microsoft の SharePoint です。

SharePoint 自体は Internet Explorer でなくても利用できますが、唯一「ドキュメントライブラリをエクスプローラーで開く」という機能だけは、InternetExplorer 以外のブラウザにはありません。
(唯一の例外が、Edge の IE モード。)

ブラウザからエクスプローラーを呼び出すこの機能は「ActiveX」という “IE 固有技術” を利用しており、Microsoft は IE と共にこの ActiveX も葬ってしまいました。

 

 

 


今のところ、他のブラウザでも使えるよう汎用化された代替技術は無いようです。

 

Edge でも Chrome でも、「ドキュメントライブラリにある Excel ファイル」を「デスクトップアプリの Excel」で開くことができるのに、なぜかエクスプローラーは開けません。
不思議です。ともあれ、ドキュメントライブラリをファイルサーバー的に使っている企業では、ブラウザで開くことに違和感を覚えるユーザーも少なく無いでしょう。

そこで、IE も Edge の IE モードも使わずに、ドキュメントライブラリをエクスプローラーで開く方法をご紹介します。
※柴田ススムが試してみて、うまくできた手順です。

[1] Windows 11(プレビュー版 10.0.22478.1012)に、ローカルユーザーとしてサインイン。

[2] Edge で SharePoint Online にサインイン。

[3] ドキュメントライブラリを開く。

[4] 上部メニューの「同期」をクリック。

[5] ポップアップが出るので、チェックを入れて道なりに進みます。

[6] PC の OneDrive アプリに、SharePoint Online と同じユーザーとしてサインインします。

[7] エクスプローラーが開きます。(”1st” はサイト名です。)

[8] 「1st – ドキュメント」や「aaa」等のショートカットをデスクトップに作成することもできます。
右クリックして、[その他のオプションを表示] > [送る] > [デスクトップ(ショートカットを作成)] です。

なお、「aaa」フォルダを開いた際のパスは
C:\Users\ローカルユーザー名\セカンドレベルドメイン名\1st – ドキュメント\aaa
となります。


Firefox (93.0) でもうまくできました。

 

なお、同じ手順で自分の OneDrive for Business をエクスプローラーで開き、ショートカットを作成することもできます。

[2021/10/18 追記] PC の One Drive アプリが起動していないと、ショートカットは正常に機能しません。