多摩川中流域の生き物 -2-

前の記事の続きです。

 

これはおそらくミゾレヌマエビです。

本来は透明なんですが、一時的に体色が褐色に変化することがあるそうです。しかし、ネットで探してもこのように赤くなっている写真は見当たらなかったので、自信がありません。

ミゾレヌマエビ?

 

 

こちらはヨシノボリ

ハゼの一種で、水底を這うように泳ぎます。これは4cmほどのですが、10cmはありそうな個体もいました。

ヨシノボリ

 

 

最後に、ハリガネムシです。

図鑑などでカマキリの腹から出てくる写真が有名ですが、実物は初めて見ました。

長さ約30cm、太さ約1.5mmといったところです。2匹いました。

手ですくってみたところ、ハリガネというよりは粉落としと言った方がよさそうな弾力でした。

ハリガネムシ

このように水中を泳いでいるのは成体で、交尾と産卵のために宿主を操って水に落とし、体外へ出たところです。

この状態から人間に寄生することはありませんが、水中に卵を産んでいますので、川の水で汚れた手で飲食するのは危険です。