多摩川中流域の生き物 -4-

昨日仕掛けた罠は、完全に空振りでした・・・

スジエビがブロックの隙間に集まっているところの近くに改めて仕掛けておいたのですが、こんどは筐体を横向きではなく縦置きにしてみました。開口部が上を向いています。石も多めに入れました。

なぜそうしたのかと言いますと、「スジエビは縦の隙間を好むのでは?」と考えたからです。

ダメ押しとして、周囲および罠の中にスルメを落しておきました。

開口部が川底から離れているのでヨシノボリやザリガニなどの底棲生物はかからないはずですが、はたしてスジエビは入っているでしょうか・・・

多摩川中流域の生き物 -3-

まだまだ暑い日が続きますが、日が傾くのが早くなってきたと感じる時期になってきました。

昨日仕掛けた罠の様子を見に15時頃に多摩川に行ってきたのですが、陽が真上から照り付ける12時頃と違い、明るさ自体が劣るうえに石の影が伸びています。

この時期のこの時間帯は、もう水中撮影には向かないようです。

 

 

さて肝心の罠ですが、6cmほどのヨシノボリと5cmほどのスジエビが1匹ずつかかっていました。

もうちょっと採れていると期待していたのですが・・・

餌が無いせいなのか、罠自体に問題があるのかは今後の研究課題です。

 

 

また、獲物の撮影にも失敗しました。

ヨシノボリもスジエビも、罠から土の上に出すと跳ね回るのでシャッターチャンスを捉えられません。そしてすぐに砂だらけになってしまいます。

綺麗に撮影するためには、いったん別の容器に移した方がよさそうです。

 

 

ブロックの隙間に集まっているスジエビの群れは撮影できました。何枚も撮ったのですが、ほとんどがピンボケしていました。

スジエビの群れ

 

あらためて、罠を仕掛けておきました。

やはり餌は入れませんが、中の石を減らし、近くにスジエビなどの生き物が見当たらない平坦な砂地を選びました。

さて結果にどう影響するでしょうか。試行錯誤が続きます・・・

多摩川中流域の生き物 -2-

前の記事の続きです。

 

これはおそらくミゾレヌマエビです。

本来は透明なんですが、一時的に体色が褐色に変化することがあるそうです。しかし、ネットで探してもこのように赤くなっている写真は見当たらなかったので、自信がありません。

ミゾレヌマエビ?

 

 

こちらはヨシノボリ

ハゼの一種で、水底を這うように泳ぎます。これは4cmほどのですが、10cmはありそうな個体もいました。

ヨシノボリ

 

 

最後に、ハリガネムシです。

図鑑などでカマキリの腹から出てくる写真が有名ですが、実物は初めて見ました。

長さ約30cm、太さ約1.5mmといったところです。2匹いました。

手ですくってみたところ、ハリガネというよりは粉落としと言った方がよさそうな弾力でした。

ハリガネムシ

このように水中を泳いでいるのは成体で、交尾と産卵のために宿主を操って水に落とし、体外へ出たところです。

この状態から人間に寄生することはありませんが、水中に卵を産んでいますので、川の水で汚れた手で飲食するのは危険です。

 

 

多摩川中流域の生き物 -1-

私の住む調布市は、南側に多摩川が流れています。(対岸は川崎市)

河川敷には広場や野球場運動場などが整備されている他、浅瀬や中洲が点在し、この季節には水遊びにもってこいの場所です。

岸壁の、水が湧き出ているところの付近は透明度が高く、浅いながらも水中撮影に向いています。

(私は旧三洋製の防水ザクティDMX-CA8を使用しています。)

水棲生物も豊富にいそうなので、観察のためにを仕掛けてみました。

 

 

川に仕掛ける罠と言うと、ペットボトルの口を逆さに取り付けたビンドウを想像される方も多いかと思いますが、私はさらにシンプルな罠を用います。

そもそも狙う獲物が違うため、コンセプトも構造も異なります。

ビンドウは小魚向きですが、どちらかというと節足動物などを観察したい私の場合、100円ショップで売っているプラスチック製のゴミ箱に、石を入れて沈めておくだけで十分なのです。餌も入れません。餌でおびき寄せて出られなくするビンドウと違い、隠れ家として利用させるわけです。

 

 

一晩たって見に行ったところ、甲幅6cm弱のモズクガニが1匹入っていました。

モズクガニ

罠を仕掛けた近辺では大きいスジエビも見かけたのですが、残念ながら入っていませんでした。

さらに探索した結果、護岸のためのブロックの隙間にスジエビの群れを発見。7cmほどの隙間に、3~4cmほどの個体がたくさんいます。どうやら、「狭い縦の隙間」を好むようです。

(はっきりとは見えなかったのですが、カニの足らしきものも見えました。)

隙間の中は暗く、フラッシュを焚いてもうまく撮れなかったので、川底を歩いているスジエビを掲載します。

スジエビ1
スジエビ2

ザリガニより警戒心が弱いのか、比較的接近して撮影出来ました。

ブロックの隙間に接するように罠を沈めておき、また一晩待つことにします。

本日撮影した他の生物は、次の記事に掲載します。

 

 

<<豆知識>>

ザクティのストラップホールは、本体の下部にあります。

手の届かない深さの動画を撮影したい場合、そこに長い紐を通して吊るすわけですが、当然、逆さまの映像になります。

そんな映像でも、今年6月30日の記事で紹介した「VLC Media Player」なら、任意の角度で回転させて再生できます。

ツール → エフェクトとフィルター → ビデオエフェクト → ジオメトリ で角度を設定します。
(ただちょっと、再生がカクカクします。PCのスペックの問題かもしれませんが。)

鉄道ファン

夏休みなので、京王線調布駅周辺では鉄道写真を撮る人をよく見かけます。

老若男女・親子連れまで多様な面子が揃っています。鉄道ファンの層って意外と厚いんですね。

もうすぐ調布駅近辺が地下化されるので、「見納め」に来ているのかもしれません。

いつ切り替わるのかな~ と思って調べてみたら、昨日すでに切り替わったそうです。

ずっと不便に感じていた調布と布田の「開かずの踏切」が、やっと解消されます。

炎天下で待ち続けるのってかなりのストレスなんですよね。

開くまで近くのコンビニで涼もうとしても、開いたと思った瞬間また閉じてしまうんです。

西武新宿線鷺ノ宮も地下化されないかなあ・・・

夜勤終了

夜勤の仕事を2週間ほど続けていましたが、やっと今朝終わりました。

ナニワ金融道に、「人間の体は夜寝るように出来ているから、疲れる。」みたいなことが書いてあったのですが、本当でした。

朝帰宅してから寝ようとしても、なかなか寝付けません。

昼過ぎにはだんだん眠くなってくるのですが、それからでは数時間しか眠れず、また夜から仕事が始まります。

深夜の割増賃金はちゃんと出るんですけど、こういう生活を長く続けるのは難しいだろうと思います。

 

それではさっそく次のアルバイトを探します。