「情報化社会」なんて言葉、最近はあまり聞かなくなりましたね。
しかし実際には、ビジネスでも日常生活でも、流通する情報の量は増える一方です。
そしてその中には真偽不明の怪しい情報も紛れています。
いわゆる「フェイクニュース」です。
大量の情報と向き合わなければいけない社会だからこそ、「真偽の判断(信憑性の評価)」がきちんとできる大人でありたいと思っています。
しかし、信憑性だけ気にしていればいいかというと、そうでもありません。
もう一つ、大事な観点があります。 |
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それは「情報の価値」です。
たとえ「正しい(少なくとも、間違ってはいない)」情報であっても、価値があるとは限りません。
たとえば、「3年前の地震速報」です。
「orangeitems’s diary」というブログがあります。 このブログの、2019/11/30 の記事「新しいサーバーのかたち」の内容が、ちょっとひっかかるものでした。 |
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「HPEから新しいサーバーが発売されるというので見てみたら、これは面白い。」という書き出しから始まり、つづいて「クラウド Watch」というニュースサイトの記事が引用されているのですが・・・・
その引用記事の日付が、2年半も前の2017/3/10なのです。 |
ブログの画面キャプチャがこちら ↓ です。
あくまでも私個人の推測ですが、ブログの執筆者は最近ネットサーフィン中にたまたまこの「2年半前の記事」を目にして、最近のニュースだと思い込んでしまったのかもしれません。
ニュースサイトの記事はもちろん、ソフトウェアの脆弱性やクラウドサービスの仕様は日々更新されるので、「かつては正しかったが、今は違う」ことは珍しくありません。
そして、ネット上に「すでにほぼ無価値となった、過去の情報」が更新されないまま転がっていることもまた、珍しくありません。
自分が最近知ったばかりの情報だからといって、最近の情報だとは限りません。
「その情報はいつの時点の情報なのか?」を慎重に確認する必要があります。