そもそも日本人のほとんどは「ターニケット」なんて言葉すらご存じないかと思います。
漢字で書くと「止血帯」。
要するに、負傷者の出血を止めるために縛り上げる道具です。
私は、台風19号で被災した川崎市で数回のボランティア活動を行いました。
そこで出会った被災者の方々は、被災直後の心境として、皆さん一様に「呆然とした」、「途方に暮れた」とおっしゃいました。
水が引いてやっと避難所から帰れた時に、自宅が浸水して室内が滅茶苦茶になっていたら、誰だって同じだと思います。
家電製品はもちろんのこと、箪笥の中の衣類など、生活基盤の殆どがダメになっているのですから。
私が見た中では、以下の被災家屋が印象に残っています。
過去に何度か触れていましたが、私は多摩川の近くに住んでいます。
先週の台風19号では、自宅は無事だったものの、近隣のいくつかの地域で浸水被害が発生しました。
河川の水が溢れる「外水氾濫」と市街地の雨水が排水できずに低地が冠水する「内水氾濫」の両方があり、川崎市では死者も出ました。