旅行会社のH.I.S.の傘下に、「HTBエナジー」という電力小売り業の会社があります。
この会社もまた、個人情報収集フォームがhttpのまま(暗号化未対応)です。
WEBサイトのトップページ↓はhttpsなのに、もったいないことです。
全国商工会連合会のお問い合わせフォームから、「100万会員ネットワークのログイン画面が暗号化されていない」ことを指摘しようとしたのですが・・・・
そのお問い合わせフォーム自体も、暗号化されていませんでした。
現在では、会員制WEBサイトや個人情報収集フォーム等、機密性の高い通信は暗号化(https)されることが一般的ですが、そうなったのはいつからだったでしょうか。
様々な見方があるでしょうが、判断の材料となりそうな情報をいくつか集めてみました。
このタイトルでシリーズものにする気は無かったのですが、愛甲商工会のWEBサイトでより大きな問題に気が付いたので、あと何回か続きます。
トップページにある「会員用ログイン」というバナーから全国商工会連合会の「100万会員ネットワーク SHIFT 事業者用ログイン画面」にリンクされているのですが、このログインページが暗号化されていません。
IT技術職の方でなくとも、インターネットの通信を暗号化する「SSL」(セキュア・ソケッツ・レイヤー)という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
通信が暗号化されていない状態(これを平文といいます)だと、傍受されたら内容が筒抜けになってしまいます。
そのため、例えば通販サイトでクレジットカードの情報を入力する場合などには暗号化が必須です。
「スロットリング(throttling)」と聞いて胃が痛くなる人は、きっとメール(SMTP)システムを本格的に運用されているんだと思います。
知らない人は、知らないままでいた方が幸せかもしれません…
スロットル(throttle)は、動詞だと「抑圧する」・「首を絞める」という意味です。
名詞としては、自動車などのエンジンで燃料の流量を調整する「絞り弁」のこととなります。
概ね「流れを止める」というニュアンスのようです。
メールシステムにおいてそんなことをしたら、すなわち「メールが届かない」ということになります。
迷惑な話だと思われるでしょうが、実際に時々行われていますし、そこには一応ちゃんとした理由もあります。
決して、偶発的な事故や悪意のある攻撃ではありません。
平成の世も残り一年を切っている現在、殆どの会員制WEBサイトのログインページは「https://」から始まるURLになっています。
このURLは、パソコン・WEBサーバー間の通信が「SSL」という技術によって暗号化されていることを意味します。
つまり、ログイン時に入力したユーザー名とパスワードが万が一誰かに傍受されたとしても、(暗号が解読されない限り)その内容を知られてしまうことはありません。
ところが、最近久しぶりに「http://」(非暗号化通信)のログインページに出会いました。