野村克也氏の名言を読んで、日頃ぼんやり考えていたことはやはり正しいと確信できた。
ある人物が「いる」ことによって、「いない」場合と比較して何がどう変化したのか。
その「差分」こそが、その人物の「存在意義」だと思う。
(良い変化もあれば悪い変化もあるだろう。)
仕事において、たとえ業務能力そのものが低い人物でも、「ムードメーカー」として周囲の業務効率向上に一役買っているような場合は、それがその人物の「存在意義」だと言える。
逆を言うと、「いる」ことによって一体何が変化したのかよく分からないような人物は、「いてもいなくても同じ」・「存在意義が無い」ということになってしまう。
社会的に見れば、誰にだって何らかの存在意義があるはずなので、「いてもいなくても同じ」人物なんて有り得ない。
しかし仕事においては、その職場で求められる(評価される)存在意義(良い変化)はある程度限定されているので、それに応えられない人物は「いてもいなくても同じ」・「存在意義が無い」と見做されてしまうことも有り得る。
自分が「いる」ことによって、「いない」場合と比較してどれだけの良い変化があったのかをはっきり主張できるような仕事がしたいものです。