誰の、誰による、誰のためのマネジメントシステム?

私は元々、「ISO事務局を設けてISO関連文書や記録の作成・管理を行う」というスタイルに懐疑的です。
特に品質(QMS)に関しては。
どんな文書を作れば、どんな記録を残せば、現場にとって有用なのか。
それを一番知っているのは現場のはずです。
現場から生み出された記録をどう分析し、
何をどうフィードバックすれば現場のレベルアップに繋がるのか
それを一番知っているのは現場のはずです。
正確に言うと、「現場の管理職」のはずです。
(それを知らない人が管理職のポストについていたら、ISO以前の問題です。)
2009年2月8日「管理と監視」に書いたこととも関連するのですが、
「マネジメントシステム」というのは
中間管理職が現場を、経営層が中間管理職を、
監督/管理するための仕組みではないでしょうか。
それらの方々が主体性を持って取り組まねば、
意味のある「マネジメント」など出来ません。
事務局に文書を作らせても無意味です。
というか、それらの方々の仕事はそもそも「マネジメント」することです。
中間管理職にとって有意義な現場の情報や
経営層にとって有意義な中間管理職の情報が吸い上げられ、
フィードバックを行えるような仕組みであることが重要です。
もっとも、文書作成や記録の記述には手間もかかります。
それが現場の業務の負担になってしまってはいけないので、
わざわざ事務局をいうものを設けるのでしょう。
しかし、「有効性」を考えた場合、やはり限界があると思います。
→to be continued.