今回の記事で言いたいことは一つ。
「被災地へボランティアをしに行きましょう。」
以上、終わり。
本当に終わってしまうと広告表示数が稼げないので、理由も書いておきます。
私は決して、「公共の福祉に尽くしましょう」だとか「被災者に寄り添いましょう」といった、立派なことを言うつもりはありません。
道徳の教科書を書いているわけではありませんので。 |
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ではなぜボランティアを勧めるのか。 ボランティアに行くと何か良いことでもあるのか。 はい、あります。
「自分のため」でいいんです。 自分のために被災地へ行き、被災者の言葉に耳を傾け、被災者と共に汗を流し、被災時のノウハウを持ち帰りましょう。
さて、これからボランティア活動をしたいと考えている方のために、私が勝手に考えた「ボランティアの心得」をご紹介します。
<1、感謝の気持ち> 人助けがしたいという純粋な動機だったとしても、所詮は自己満足のためにやることです。 「支援させていただけて有難い」・「経験を積ませていただけて有難い」という意識で、お礼を言って帰ってくるぐらいが丁度いいと思います。
<2、捨てる物の確認は確実に> 前回の記事でも少し触れましたが、被災者でもボランティアでもない方が、片付けを手伝いに来ているケースもあります。 そして、ボランティアには誰が被災者で誰がそうでないのか、区別がつきません。 適当に被災者っぽい方に尋ねて、「たぶん捨てていいんじゃないかな〜」と曖昧な返答を貰い、鵜呑みにして作業していると、捨ててはいけない物を捨ててしまう危険性があります。 作業前に、誰が被災者(できれば家主)なのか、しっかり確認しておくとよいでしょう。 |
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<3、「よそのお宅」にお邪魔していることを忘れずに> 泥だらけでカビ臭い家の中にガラクタと化した家財道具が散らばっていても、それをそのまま口に出してはいけません。 特に被災者の前では。 残念ながら、たまに「そのまま口に出す」人がいます。 |
<4、汚れてもよい格好で>
私はかつて肉体労働に従事していた時期があり、自前の作業着・ヘルメット・ツールベルトなどの道具一式を持っています。
しかし、ボランティアの中には「ほぼ普段着」で来る方もいます。
多少は動きやすいものを選んでいるのでしょうが、「不衛生な環境で、泥にまみれるのは勿体無い」と思える高そうな服や靴も、時折見かけます。
余計なお世話かもしれませんが。
(もし泥だらけになることを想定していないとしたら、甘いと言わざるを得ません。)
作業着は、ホームセンターに行けば安いものがいくらでも売っています。
普段着とは別に用意したほうがよいでしょう。
<5、被災地の物資は被災者のためのもの>
今回の多摩川沿岸の被害は局所的だったため、広範囲で物流が途絶することはありませんでした。
しかし、大地震などで「面」の被害が出た場合は別です。
稼働している自動販売機・営業しているコンビニがあったとしても、平時のように頻繁に商品が補充されているとは限りません。
もし「被災地外から来たボランティア達」が購入することで売り切れてしまったら、被災者が困ることになります。
終わり