前回、PowerShell のスナップインに"windows.serverbackup"を追加したので、今回はいよいよ"wbbackup"コマンドレットを打ってみます。
まずは手始めに、"get-help wbbackup"でヘルプを呼び出してみたのですが、正直よく分かりませんでした。仕方がないのでググったところ、役に立ちそうなサイトを2つ見つけました。
◆ステップ バイ ステップ ガイド - Windows Server 2008 R2 の Windows Server バックアップ
(http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ee849849%28v=ws.10%29.aspx)
このサイトの、「バックアップ用に Windows PowerShell オブジェクトを作成および構成するには」および「Windows PowerShell を使用して 1 回限りのバックアップを実行するには」という二つの項が参考になると思います。
◆PowerShell での Active Directory ディレクトリ サービスのバックアップ
(http://adtan.wordpress.com/2012/01/14/powershell-%E3%81%A7%E3%81%AE-active-directory-%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AA-%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9%E3%81%AE%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%83/)
私がやりたいことと、かなり近いことを実践されてます。
これらのサイトを参考にし、実際に私が打ってみたコマンドレットは下記の通りです。コマンドプロンプトのように1行で済ませる方法は見つからず、5行になっています。
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$policy=new-wbpolicy
add-wbbaremetalrecovery $policy
$backuptargetvolume=new-wbbackuptarget -volume G:
add-wbbackuptarget -policy $policy -target $backuptargetvolume
start-wbbackup -policy $policy
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※Gドライブが、Cドライブと物理的に同じディスク上に在る場合、5行目の実行後、リスクを説明するメッセージが表示されます。ここで"y"(イエス)を打ち込まないと、バックアップは開始されません。
上記5行のコマンドレットにより、(少なくとも私が見る限り、)コマンドプロンプトで”Wbadmin start backup -backuptarget:G: -allcritical”を実行した場合と同じバックアップが取れました。新品のHDDへOS自体を回復することも可能です。もちろんCドライブ内の各種データも一緒に回復されます。
コマンドプロンプトでは"wbadmin get versions"、PowerShellでは"get-wbbackupset"を実行することで「過去のバックアップ履歴とその内容」を確認出来るのですが、これらの結果も、”Wbadmin start backup -backuptarget:G: -allcritical”を実行した場合と同一でした。
一応、目標は達成できました。しかしながら、まだ私はこの5行のコマンドレットの意味を半分も理解していません。これからそれをじっくり調べていきたいと思います。
まだ続きます。