iPod nanoのバッテリーが火を吹く事故が、複数報告されているそうです。
Apple製品については、電源系統でのトラブルを良く聞きます。
もう数年前になりますが、私が自宅で使っていた初期のiBookも
コードから煙が出ました。
最近も知人が同じ目にあったそうです。
Apple以外でも、SONYが多くのメーカーに提供していた
バッテリーがリコールしたこともありますね。
そこで、バッテリーとは何か?を考えてみました。
素人考えですが。
要は「エネルギーを蓄えるモノ」なんですけど、
それって実は危ないことなんですよね。
なぜなら、エネルギーを不安定な状態にして、無理矢理固定しているからです。
不安定が安定に向かう力をコントロールし、ちょっとずつ取り出すことで
うまく利用しているんですね。
ダムも同じです。
(あれは水を無理矢理せき止めることで「位置エネルギー」を蓄え、
ちょっとずつ放出することでタービンを回し、電気エネルギーに変換しています。)
うまくコントロールしているうちはいいものも、そのバランスがちょっとでも崩れると
エネルギーが一気に噴出してしまうんですね。
乾電池のように、「一方的に放出して終わり」というような単純な構造ならともかく、
バッテリーはエネルギーの出し入れが出来なくてはいけません。
そんな複雑な構造の中で、きちんとエネルギーをコントロールするのは、
かなり高度な技術が必要なのではないでしょうか。
バッテリーなんて、現代の生活の中には当たり前のようにそこかしこに存在しますが
実は結構怖いものなのかもしれません。