PDCAの嘘。 「CAPD」から始めよう!?

ISOに関わる仕事をしていれば、耳がタコになるぐらい聞くこの言葉。
「まず計画を立て、それを実行し、結果を測定し、反省から改善に繋げる。」
このサイクルこそが、ISOが掲げる「継続的改善を促すマネジメントシステム」であり、
ISO以外のビジネスシーンでも有効とされている。
一見もっともらしいが、果たして本当にそれでいいのだろうか。
ISOをはじめとする各種認証を取得しようとしたら、多くの場合、コンサルタントに相談して
まずは規格の要求事項に沿った様々なルールを作る。
これがプランだ。
しかし、規格に適合することを意識するあまり、
往々にして現場の現実から乖離し、形骸化する。
結局審査前になって、シコシコ嘘書類を作るはめになる。
それが継続的改善? そんなバカな。
しかし多くの企業では、「ISOなんてそんなもん」として根づいてしまっているのが現実ではなかろうか。
我が社も例外ではない。
その元凶はやはり、非現実的なプランを最初に作ってしまうことだろう。
そもそも、企業活動の本質とは
「いかに価値ある"Do"を実践するか」 であり、
そのDoが最後に来ていない時点でおかしいのではないだろうか。
つまり、「CAPD」こそが本来の順番ではなかろうか?
こんなことを言うと、「何もない状態で何をチェックしろというのだ?」と反論されるだろう。
そう、そこなんだ、大事なのは。
「自分たちの仕事(品質にしろ、セキュリティにしろ)の何をチェックすれば
より質の高い仕事に繋げることができるだろうか?」

まずは「自分の頭」でこれを徹底的に悩み抜く。考え抜く。
そこから始めることに意味があるのではなかろうか。
そもそも、コンサルに頼りきりで自分の頭で考えようとしない企業に、
「継続的改善」なんて出来るわけがないんだから。
プランを最初に持ってくる手法なんて、コンサルや認証機関が金儲けのために流布した
空虚な理論ではないかと思えてくる今日このごろである。

きっかけ

このブログを始めるきっかけは、同じ会社の別部署の方が書いている、
いたずら心あふれるブログでした。
ブログを書いていることは周囲の誰にも言わず、
ただ、その部署の仕事に関連するキーワードを散りばめた記事を書くだけ。
日頃からそういったキーワードに関心を持ってネットをしていれば、
(=ネットサーフィンするときにそのキーワードで検索していれば)
必ずそのブログにたどり着くようになっているそうです。
まるで「このブログに辿り着けないうちは、仕事への探究心がまだまだ甘い!」
とでも言いたげなそのブログに、たまたま別部署の私がたどり着いてしまいまして、
本人に「ブログを書かれてるんですね」と話したところ、種を明かしてもらいました。
ブログに辿り着いてからでないと、そもそもそんないたずらがあったことにも気付かない・・・
なんとも壮大な仕掛けじゃないですか!
そーいうの大好きです♪
で、面白そうなので真似してみることにしました。

blog主旨

これは、私こと柴田進が、日々の仕事を通して感じたことを書き連ねていくブログです。
総務・人事・セキュリティ・ISO・内部統制といったジャンルが中心です。
柴田進というのは偽名です。
このブログを読んでいるあなたの同僚かもしれません。
中小企業で総務系の仕事をしているとだけ言っておきましょう。
そのため、内容は自然と2行目に書いたような事柄が中心となります。
(あくまで、一個人としてのブログであり、会社とは関係ありません。)
徹底的に虚飾を廃し、仕事の本質に迫る記事を本音で書きたいと思っています。
(会社との守秘義務誓約に抵触しない範囲で。)
形式的・表面的な取り繕いは何も産みません。
何も産まない行為は仕事とは言えません。

このブログの内容が、少しでも読者のみなさんの参考になればと思っています。
ご意見もお待ちしています。
三日坊主な性格なので、いつまで続くかわかりませんが、
お付き合いください。
        チェインギャング(THE BLUE HEARTS)初期歌詞バージョンを聴きながら