よく耳にする陳腐なフレーズですが、たまにはそういうものを疑ってみるのもいい暇つぶしになります。
貨幣経済が成熟した現代でも、お金で買えないものは世の中にいっぱいあります。
何がそうなのかは人によって様々でしょうが、一般的には 愛 や 友情 を挙げる人が多いと思われます。
私自身、それらをお金で買ったこも売ったこともありません。
そのこと自体の妥当性を問うつもりは別にないのですが、はたしてそれらは本当に「お金より」大事なのでしょうか?
お金の大事さとそれらの大事さは、そもそも相対的に比較できるものではないと思うのです。
お金にはお金の、愛には愛の、友情には友情の、
それぞれ「固有にして絶対的」な価値がある、ってことでいいんじゃないでしょうか。
物事の価値を、なんでも相対的に比較しようとする(比較できると思っている)そのメンタリティ自体が、
実は、貨幣経済というバーチャルな世界観によって生み出された幻想なのではないでしょうか・・・