著名な格闘技漫画「刃牙」シリーズは、「ゴキブリの中身は液体」などのトンデモ説をもっともらしく解説することで有名です。
「キン肉マン」や「魁!男塾」にも引けを取らないのではないでしょうか。
(あ、どれも格闘技漫画ですね。)
「刃牙道」86話で、また新しいトンデモ説が出てきました。
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格闘技ではなく書道の書体についての説なのですが、「楷書が書くために変化して行書、草書となった」というものです。
作者の板垣氏ならずとも、同じように勘違いしている人は少なくないと思われます。
(板垣氏は、勘違いしているのではなく意図的に描いているのかもしれませんが。)
実は、楷書の成立時期が最も遅いのです。
それぞれの書体の起源は必ずしも明確になってはいませんが、「隷書」からそれぞれ独自に変化したようです。
「楷書を崩せば行書になる」というのは、確かにその通りではありますが、行書の成立過程としては誤りです。