ワシントンポストによると、ロシア軍が 2022 年初めにウクライナへ侵攻する可能性があるんだそうです。
これが単なる脅しなのか、本気で侵攻するつもりなのかは未知数ですが、ホワイトハウスによると今月 7 日にバイデン米大統領とプーチン露大統領の会談がセッティングされたそうです。 | |
結局のところ、大国の軍事的脅威に抗うとなると、どんな国もアメリカを頼らざるを得ないのが実情です。 中国の脅威にさらされている台湾にも、同じことが言えます。そこで、柴田ススムが最も恐れているシナリオは・・・ 中露が「密約」を交わし、それぞれが同時にウクライナと台湾へ侵攻することで、アメリカの対応力を飽和させることです。 アメリカが手一杯になってそれらの事態に十分に対処できないでいると、世界各地で燻っている火種が連鎖的に表面化する恐れもあります。
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そうはならないといいな、と願う今日この頃です。
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もっとも、始めるタイミングを合わせることはできても終結のタイミングを合わせることは至難の業です。
どちらかが先に(どんな形であれ)終結してしまえば、残った方は「全力のアメリカ」を相手にしなくてはないので、途端に不利になります。
なので、そのような「密約」が成立する可能性は実際にはだいぶ低いと見ています。
ただし、密約も何もなく、ロシアのウクライナ侵攻開始後に中国が「自主的に」台湾に侵攻する可能性は十分あります。
(逆もまた然り)
その場合、中国にとっては時間との戦いになります。
ロシアがウクライナを落とす前に一気呵成に台湾を落とさなくてはいけないからです。
(台湾としては持久戦に持ち込む必要があります。)
改めて、そうはならないといいな、と願う今日この頃です。