前回に引き続き、言葉がテーマです。
前回の記事を読んで「なんだ、ただの言葉遊びじゃ無いか」と思われた方は、きっと今回もそう思うはずです。
現代に存在するほぼ全てのシステムには、「管理者」という特別なユーザー(アカウント)が存在します。
読んで字のごとくシステムの管理者であり、一般の(標準的な)ユーザーには無い様々な「特権」を持っています。
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有名なクラウドサービスをいくつか見てみましたが、どれも「管理者」でした。
■ G Suite ■ Office 365 ■ Cybouzガルーン これらの他、Zendesk や AWS も同様でした。 |
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しかし、「管理者」は本当に適切な呼称でしょうか。
「管理」そのものは、ただのタスクです。 そのタスクをこなすために「特権」が必要なわけですが、権限には必ず「責任」が付きまといます。 |
どんな仕事でも、「権限」、「責任」、そして「報酬」は三位一体であり不可分であるというのが私の考えです。
というわけで、「管理責任者」という呼称の方がふさわしいと思います。
責任を自覚させるためにも。