サイバー犯罪の現場

タイトルの「現場」は「げんじょう」と読んでください。

警察や消防では、「げんば」とは読まずに「げんじょう」と読むそうです。

 

警察は基本的に都道府県単位の組織であり、各組織の中に「サイバー犯罪担当部署」が置かれています。

 





   




   

 

(警察庁にもサイバー犯罪を担当する部署がありますが、ここの活動は調査研究や啓蒙活動が中心で、被害届を受理して捜査してくれるわけではないようです。)

ですが、サイバー犯罪はその他の多くの犯罪とは異なり、県境などほぼ関係ありません。

北海道の犯人が、高知県のサーバーを乗っ取って犯罪を行い、富山県の人が被害に遭う、といったケースも十分有り得ます。

場合によっては国境だって簡単に飛び越えてしまいます。

 

 

もちろん、非サイバー犯罪でも広域で発生するケースもあり、通信・移動手段の発達に伴って増えているそうです。

そのようなケースに対処するために組織間の連携を推進しているそうですが、「サイバー犯罪は物理空間で起きてるんじゃない、サイバー空間で起きてるんだっっ」(CV : 織田裕二)と考えた場合、独立した「サイバー警察」があってもいいのではないかと思います。

 

 

 

あるいは、厚生労働省に「麻薬Gメン」がいるように、総務省か経済産業省あたりに「サイバーGメン」なる特別司法警察職員がいてもいいのかもしれません。

いずれにせよ、高度な専門知識を持つ捜査官を一元的に育成・動員できる効率的な体制を追求して欲しいと思います。