1日が24時間なのは子供でも知っている常識ですが、今年の7月1日に関して言えば違います。
閏年ならぬ閏秒が追加され、24時間1秒になることが発表されました。
なんでも、パリのIERSとかいう組織の偉い人達がそう決めたんだとか。
INTERNATIONAL EARTH ROTATION AND REFERENCE SYSTEMS SERVICE (IERS)
この↑リンク先では2015年6月30日と書いてありますが、それはあくまでもUTC(協定世界時)のことであり、日本標準時だと9時間プラスされて2015年7月1日になります。
具体的には、8時59分59秒と9時00分00秒の間に、普通なら有り得ない「8時59分60秒」という1秒が追加されます。
Windowsを含む一般的なコンピューターは、時刻を配信するNTP(Network Time Protocol)サーバーと同期することで正確な時刻を維持します。
(Windowsにも、NTPサーバーとしての機能があります。)
しかし、Windowsは閏秒には対応していない仕様なので、閏秒によって1秒ズレてしまうことは避けられません。
そのまま放置しておいても、次の時刻同期で自動的に修正されます。
そもそもWindowsというOSは、精緻かつ厳格な時刻情報を必要とするシステム向けには作られていないんだそうです。
マイクロソフト自身が、閏秒の問題について情報を公表しています。
うるう秒に関するサポートについて
うるう秒に関する Windows タイム サービスの処理
高精度の環境に向けた Windows タイム サービスの構成を目的とするサポート範囲