富士山周遊記 <2日目> 前半

寝ている間に新年を迎え、朝4時半起床。

5時半前に出発した時にはまだ真っ暗で、星もよく見えました。

 

 

昨日の続きで国道139号線を西(本栖湖方面)へ進むのですが、紅葉台を過ぎてからは概ね下り坂だったと記憶しています。国道の両脇は鬱蒼とした樹海で、暗い夜に走ると独特の雰囲気があります。精進湖を過ぎて南下し始めたころには空が白み始め、星も見えなくなります。

道路脇の電光掲示板によると、気温はマイナス9~11度。自転車の前カゴに入れておいたアクエリアスが、走っている間に凍っていました。

 

 

 

本栖湖も通り過ぎ、6時半頃に本栖ハイランドに到着。入場料は1,000円です。

日の出は8時過ぎと聞いていたので、早く着き過ぎたことを軽く後悔しました。寒い中で1時間半も待たなくてはいけません。どうせならあと1時間寝ておけば良かった・・・

竜神池沿いの最前列ポジションは既に先客(いかにも高級そうなカメラを携えた本格派の人たち)によって占められていたため、すこし下がったやや高い位置に陣取ります。

池が凍っていてダイヤモンド富士が映らないので、放水&人力で地道に氷を取り除いています。ボート(1隻しかない)で池に漕ぎ出し、オールで氷を割るのですが、とても大変そうでした。もうちょっとこう、効率的なやり方はないものかと思います。

 

 

待つ間は非常に長く感じました。特にすることもないので。ただただ寒いだけです。

充電器を家に忘れてデジカメのバッテリーも残り僅かなので、ぎりぎりまで電源を入れられません。

そうこうしているうちにツアー客などがゾロゾロと集まりはじめ、賑やかになってきました。

 

 

7時半頃にはかなり明るくなってきました。富士山の東側ではすでに日が昇っているのでしょう。

7時45分頃には背後の竜ヶ岳が中腹まで明るく照らされています。つまりそこにいる人からはすでに日の出が見えているということです。

天気はおおむね晴れていて富士山自体もはっきり見えているのですが、ちょうど山頂の向こう側に雲があるのが残念でした。雲が下から照らされて明るく光るため、正確な日の出のタイミングが掴みづらいのです。

 

 

眩しいのを我慢して山頂を凝視し、8時1~3分にかけて何枚かダイヤモンド富士を撮影しました。そのうちの1枚がこちらです。山頂の真ん中よりやや右側から出ていますね。

 

 

さて目的のダイヤモンド富士を見終えたら、あとは東京に帰るのみです。

4日から仕事なので、できれば2日までには帰りたい。でも来た道を引き返すだけではつまらないので、富士山の南側をぐるりと回って帰ることにしました。引き続き、国道139号線を南下します。

ここでアクシデント発生。 「道の駅 朝霧高原」の手前で、また自転車のチェーンがギアの内側に入り込んでしまいました・・・

 

つづく