知的体力があるのなら・・・

こちらのサイトをご覧ください。
(ISO9001を取得し、不良減、クレーム減に成功した事例です。)
http://www.n-souken.com/news/news091003.html
この西沢先生のサイトは大変勉強になるため、日ごろからよくチェックしているのですが、
たま~に「ひっかかる」ことがあります。
今回もちょっと腑に落ちない点がありました。
最初から、「注意します」などの精神論に逃げ込まない対策が出来たことは、素晴らしいと思います。
お世辞でも嫌みでもなく、本っ当にそう思います。
(認証を取得していても、それが出来ない企業は多いですから。)
しかし、「真因の究明」を最初から出来るぐらい「知的体力」とやらがある企業だったら、
それに続く「組織的な対策」なども出来てた筈だと思うんですよね。
であれば、認証取得後に不良やクレームが激減するなんてことは無い筈です。
「いままで本気で仕事をしてなかっただけなんじゃないの?」
と、冷たい突っ込みを入れたくなりました。
知的体力と言う「素質」を十分に持ちながらも、不良やクレームの低減を出来ずにいた会社が、
ISO導入によって、足りなかった「何か」が補完され、それを実現出来たということでしょうか?
だとしたら、その「何か」とは一体何だったのか・・・ 気になります。
ISOの「外圧効果」が、社員に本気で仕事をさせたのだとしたら、
トップのリーダーシップが致命的に足りなかったということになりますね・・・