netsh の運命や如何に。

Windows Server 2012 R2 のプレビュー版が、6月中には公開されるそうですね。

ソースは、Microsoft Cloud というMicrosoft社によるツイッターアカウントです。

 

 

Windows Server 2012 では、コマンドプロンプトで " netsh " を実行し、次に " interface " 等を実行した時点で「Windows の将来のバージョンで、TCP/IP の Netsh機能が削除される可能性があります。」と表示されます。そしてPowerShell への移行を促されます。

さて、Windows Server 2012 R2 ではどうなっているでしょうか。

 

 

本当に無くなるのはさらに次のバージョンかもしれませんが、 "netsh" が無くなるとすると、これまで蓄積してきたスクリプト等の資産に少なからぬダメージがあるのではと思います。Windows Server 2008 R2 以降はパケットキャプチャまで出来ますからね。

Windows Server 2003 では OS 自体に標準で付属していたキャプチャツール「 Network Monitor 」が、Windows Server 2008 以降はダウンロードツールになりました。

商用稼働中のサーバーの場合、障害調査のためといえど、パケットキャプチャのためにフリーソフトをインストールすることなど言語道断!なケースもあります。たとえ Microsoft 純正であっても。そんな時には、 "netsh>trace" コマンドが有効な手段となりました。

パケットだけでなくネットワーク関連の様々な情報をまとめて採取出来るので、パケットキャプチャ自体が不要だったとしても、ネットワークの障害調査には有用なコマンドだと思います。

 

 

今のところ、Windows Server 2012 標準のPowershell v3.0 には、パケットキャプチャのコマンドレットは無いようです。Windows Server 2012 R2 には新しいバージョンが搭載されるのでしょうか。あるいは、バージョン自体は同じでモジュールの数が増えるのでしょうか。今から楽しみです。

 

 

ちなみに、Windows Server 2012 の PowerShell で "Get-Wild" と実行すると・・・

何も起こりません。

Windows Server 2012 R2  に期待します。