J:COM & SlingBox

今年4月30日の記事にも書きましたが、【フレッツTV+スカパー!光】の組み合わせには不満があったので、TV環境だけJ:COMに切り替えることにしました。 (インターネット環境はフレッツ光のまま。)

これでテレビ埼玉やテレビ神奈川の番組も視聴できますし、J:COMのチューナー(HDD録画機能付き)1台だけで地デジもCATVも録画できます。

それにあわせて、ヨドバシカメラでSlingBoxという製品も購入しました。

これはどういう製品かといいますと・・・

自宅のTVを、外出先のPCやスマホから、インターネット経由で視聴できるのです。

まず、チューナーから出力した映像・音声をSlingBoxに入力し、そのSlingBoxを、自宅内のPCと同じようにインターネットへ接続します。

するとSlingBoxが”動画配信用Webサーバー”として振る舞ってくれるので、自宅外のPCのブラウザからインターネット越しに接続することで、放送中の番組は勿論、チューナーに録画された番組もブラウザ上で視聴できます。(つまり、チューナーがストレージの役割を果たしていることになります。)

自宅のネットワーク内に「Web上に公開するサーバー」を建てるわけですから、セキュリティ的には一抹の不安もあります。これについては今後詳しく調べていきたいと思っています。

なお、接続時にはまずSlingBox社のWebサイトへアクセスして認証するようになっています。

場合によっては、自宅のブロードバンドルーターに対し、SlingBoxの通信を許可するように設定する必要があるようですが、私の家の環境(ヤマハ製のファイアーウォール機能付きルーター)では、特に何もせずに外部から接続できました。

外から自宅のチューナーを操作する方法ですが、 これもブラウザ越しに行います。

まず自宅内では、SlingBoxから Ir端子を出力し、チューナーのリモコン受信部にくっつけておく必要があります。

ブラウザ上ではTV画面の横に仮想リモコンが表示されているので、そのボタンを押すことで、 リモコンの信号がインターネット越しにSlingBox → Ir端子 → チューナーへと伝わります。チャンネルを変えることは勿論、録画番組の再生や削除、予約録画などの操作が行えます。

SlingBox社のサイトを見れば、正式に対応しているチューナーの型番一覧がありますので、購入前に確認してください。

対応していない場合、正しいリモコンの信号(←これがチューナーごとに異なるから厄介なのです。)が送れませんので、操作できません。接続時に映っているチャンネルだけを視聴し続けることになります。

自宅のチューナーにSilngBox社が対応していない場合、サードパーティーのサービスを利用することになります。その一つがSlingbox Fanです。

何をしてくれるのかと言うと、各チューナーに合わせたリモコンの信号パターンを作成してくれるのです。

私の家のJ:COMのチューナーは韓国製で、正式に対応している型番とはちょっと違うモノだったのですが、SlingBox Fanの過去のブログに「このチューナーのリモコンを解析し、信号パターンを作成した」という内容の記事があったので、それを販売してもらいました。

価格は1,480円。 イチから作成するとなると、価格は変わってくるのかもしれません。

信号パターンはbinファイルで送られて来ます。それを自宅のSlingBoxに読み込ませることで、Ir端子からチューナーに向けて、正しい信号を送ることが出来るようになります。

ちなみに気になる画質ですが、インターネットの接続環境に大きく左右されます。

私の場合、自宅側はフレッツ光ですが、外ではイーモバイルのモバイルルータでインターネットに接続しています。
モバイルルータの電波が2本だけの環境では、映像はだいぶコマ落ちし、リモコンの反応もモッサリでしたが、電波が3本立つ環境ではだいぶ改善されました。

なお、外からではなく自宅のLAN内で接続した場合は、かなり綺麗な画質です。当然と言えば当然ですし、よほどの豪邸でなければ無意味な行為ですけど。